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ボビンレースはクッションの上に図案をのせ、ピンを打ち、そこへボビン(糸巻き)にまいた糸をひっかけて編んで(組んで)、透かし模様の柄ができあがる手編みレースのこと。 日本の組ひも(マクラメあみ)と同じ原理ですが、繊細で複雑な柄の場合は膨大な数のボビンをあやつらなければなりません。この本によると基本的でポピュラーなパターンで6ダースくらいのボビンが必要で、複雑なものは1000本以上と書かれています。(信じがたいほど?) そして、いまでは現存していない細い、細い麻糸が使われていました。今日の麻から紡がれる糸とはかなり太さに差があるようです。レース編みの仕事により、早くに視力の減退していった人たちもたくさんいたようです。 私の手元にあるいくつかのボビンレースの中から、特に大切に思っているものが上のリボンのようなデザインのレースです。これを求めたお店の方の説明によりますと「18世紀のダッチレース」だそうです。この場合のダッチとは、オランダ人のことではなく貴婦人という意味だそうです。いつ頃、どこで何のために作られたのか分かりませんが、優しく、愛らしく、気取りなく、そして気品あるこのボビンレースが大好きです。 上と左の写真のブラウスは同じもので、ボビンレースを使ったMIYACOの製品です。 上のブラウスは綿のリバーレース生地をベースに3種類の細いレースを組み合わせた総レースブラウス。胸元のボビンレース、衿の周りのタッチングレース、共に80年代に中国で製産されたハンドメイド。このボビンレースを製作するには100本以上のボビンを操らなければなりません。気の遠くなるような手仕事に感謝しながら優雅に装いたい贅沢なブラウスです。 ボビンレースはベルギーが有名ですが20世紀の初頭から中国・フィリピンでも製産されるようになりました。とても手間のかかる仕事なので、人件費の安いところでしか産業として成り立たなくなってきたからでしょう。 上の写真は手作りのボビンレースに変わって開発されたトーションレースの機械です。これはいくつものボビンが上下左右に動き、組み紐を編んでいくレース機です。 トーションレース(上と左のレース)の組織は手作りボビンレースとほとんど同じです。簡単なボビンレースなら機械生産のものと変わらない印象です。しかし複雑で繊細な18世紀から19世紀頃に作られたボビンレースを再現するのは不可能です。だから、アンティークレースのコレクションはかけがえのないものなのです。
by reve-de-miyaco
| 2007-01-03 14:35
| The Love of Lace
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